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ドキドキバレンタイン

明後日、神戸空港が開港します。
なんでバレンタインに甘いチョコの話ではなく、この話題かというと
さかのぼる事7年前。
父は、神戸に住んでいる人達の多くが「この震災で荒れ果てた地に
空港なんてとんでもない!復興に予算をまわせ!」と叫ぶ中
空港建設に尽力していた何人かのひとりだった。99年9月1日、市民団体が
神戸市長に空港予算差し止め求め提訴をおこしている。
うちにも強迫電話がかかってきた。父は電車で会社に行けなくなった。
電話帳に自宅の電話番号を掲載するのをやめざるを得なかった。
わたしは「過激な人達が反対することをやるのはたいへんだなぁ」と
ぼんやり思っていた。家では仕事のことは口にせず、河島英五の歌みたいに
お酒ばかり飲んでいたなぁおとうさん。この頃のおとうさんのワイシャツは
笑えるくらいくさかったよ。
震災の翌年、復興事業を指揮していた助役が海岸で焼身自殺した。
当時、震災後の美談ばかりが取り沙汰されて、あまりこのショッキングで
ネガティブ過ぎる事件は知られていない。覚えている人も少ないだろう。
彼は海岸に向かう途中ガソリンスタンドで1人、灯油を買ったという。
この前日に父は当人と会っていたらしい。
「疲れているみたいだった」
そうだ。あの頃はだれもが疲れていた。治安も乱れに乱れていた。
わたしが仮設住宅のあるエリアで刃物を持った男に襲われそうになったのも
この頃だ。あの変質者の未来を想像するとおそろしい。
みんなが「がんばろや」というキャッチフレーズに僅かな苛立ちを覚えはじ
めていた。何ががんばろや、やねん。他人事や思て。
何かやろうとすると必ず反抗勢力が生まれる。
それは自然なことかもしれない。空港建設が正しいことだったのかどうか
さえまだわたしには分からない。けれど。
誤解を恐れずに大きな声でいいたい。
開港おめでとう!!!やった!!!!ザマ−ミロ!!!!!!!

そしてお父さん、お誕生日おめでとう。バレンタイン生まれだなんて
宇宙一、似つかわしくない無骨な父だけど空港開港だなんてすごい
プレゼントだね。いつかこんな日が来るって思ってた?
次、帰る時は飛行機で帰ります。


babytoi